私の父は今年、傘寿(80歳)を迎えます!
母は昨年に古稀(70歳)を迎えました。
私の世代だと、少し高齢の両親になりますね。
温泉や入浴方法に関心が芽生えたのは、両親の年齢が関係があったのかもしれません。
人生100年時代、と言われ始めて「長い・先が見えない」という気持ちも少しありますが、
しかし、「両親には健康に過ごして、最後を迎えてほしいな」という気持ちもあり、
まずは私のできること、それは入浴に関することで何か良い結果が生まれればいいなと思います。
- 入浴には体に良い影響を与える方法がある
- 入用方法で、体と頭のリセットを行える
なぜ、体に良い入浴方法を知る必要があるのか
私は、入浴は一日のリセットタイムだと思います。
その日の疲れを落とし、体が温まることで心身はリラックスモードへと、意識しないでも体が勝手に切り替わってくれます。
そのリセットタイムが湯の温度や入る時間、入り方が違えば大きな事故にもつながります。
例えば、冬場のヒートショックは高齢者にとって危険なお風呂タイムにつながるかもしれません。
浴槽内の事故は、交通事故よりもはるかに多いと言われています。
はたまた、アルツハイマーの予防としても毎日の入浴はおすすめです。
新陳代謝がUPすれば、肌や基礎代謝を維持していくのも夢ではありませんよね。
そして、リセットタイムと新陳代謝UPにおすすめの入浴方法もあります。
どれも入浴温度と入る時間はだいたい同じなのです。
であるならば!
毎日入るお風呂は体に良い環境を作り、たまに贅沢タイムなどを設けて入るのが理想なのでは?と思います。
体に良い入浴とは?
湯の温度★ぬるめ
38℃〜40℃
副交感神経が優位になり、血流の良くなる温度です。
入浴時間
10分~15分
深部体温を38.5℃〜39℃に上げられると、副交感神経の働きが高まるとされています。
この時間なら十分に体が温まり、深部体温も上げられ、血管が広がり血流もよくなります。
そのため、疲労回復・新陳代謝UP・体の痛みの改善が期待できます。
また、入浴中の熱中症の予防にもなります。
入り方
入浴前後のコップ1杯の水分補給
脱衣所と浴室の温度差をなくす
入浴中はぬるい温度でも汗をかくので、脱水・熱中症の防止で水分を前後で取ることをお勧めします。
ちなみに、私はサウナ後は入浴前と比べると平均的に400g減少します!
自分が思っている以上に汗は出ているので、水分補給は十分に行いましょう。
ヒートショック予防
脱衣所・浴室・お風呂の湯、、、この温度差を極力無くすことで、ヒートショックは防げると言われています。
夏場でもヒートショックが起こる可能性はあるので、脱衣所を温めて、お湯を張るときは湯気で浴室も温めて、お湯の温度はぬるめに設定しておきましょう。
やる気スイッチを入れる入浴方法
熱湯
42℃
42℃以上のお湯は交感神経が優位になります。
血の巡りが一気に活発になり、心身が戦闘モードに入ります。
なので、なかなか目の覚めない朝や、気合を入れたい朝に入ることをおすすめします。
大阪の銭湯はどこも熱い!土地柄もあるかもしれませんね。
体調に合わせて
全身浴
肩まで浸かる方法です。
体にかかる水圧が全身にかかるので、下半身の血圧を押し上げるポンプアップ効果が期待できます。
下半身のむくみ解消などに向いています。
しかし、心臓や肺への負担も大きく、急に湯船から出ると立ちくらみを起こしやすい入り方にもなります。
※)立ちくらみを防ぐには、出る前に体の一部(手先など)を水で冷やしてから出ると良いです。
半身浴
あばら下あたりの水位で浸かる方法です。
一時期流行りましたね。
心臓や肺への負担が少なく、高齢者の方にはおすすめの入り方です。
上半身が出ているので、時々・全身を浸からせたりしながら体をあたためるのがおすすめです。
※必ず全ての人に当てはまるわけではありません。心配な疾患のある方は、担当の医師と相談してくださいね。
まとめ
毎日の入浴は、その日のリセットタイム。
疲れを癒し、体を温めれば心もほぐれて、嫌なことも忘れちゃいましょう!
温度や入り方など、おすすめの方法ですが、それにそわないでも良いと思います。
これも健康を保つ秘訣の一つとして、生活に取り入れて、周りの大切な方が長く一緒にいられることを願いました。
お風呂タイムが楽しい時間でありますように。
参考文献
- 最高の入浴法(早坂信哉 著)
- 温泉ソムリエテキスト
- サウナ・スパ健康アドバイザー公式テキスト
- STOPヒートショック「ヒートショックによる死亡数」
- 消費者庁「冬季に多発する高齢者の入浴事故にご注意ください」
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